【虹彩Vol.38 Web版ページ】虹子さん、教えてくれんね!

虹子さん、教えてくれんね!
私がなんでもお答えします
いざ病気や怪我をした時、どう対応したらいいのか、どのような事を知っておかなくてはいけないのか、分からない事はたくさんあるかと思います。そんな方々の聞いておきたい疑問にお答えしましょう!

新型コロナウイルス感染予防対策として、日常的に行うことが多くなった
「手洗い」「手指消毒」「マスク着用」。
今回は、虹子さんがこの3つの感染予防対策について
正しい手順や気を付けるべきポイントをご説明いたします。

虹子さん
「手洗い」について
目に見えないウイルスや細菌は人の手に付着して拡散していくことが多いので、感染防止のために手洗いはとても有効です。流水で15秒手洗いをすることでコロナウイルスの残存率は約1%まで下がります。石鹸やハンドソープを使って泡をつくり20秒以上かけてゆっくり丁寧に洗えば、コロナウイルスの脂肪膜を壊すことができ、より一層効果が高まります。また、手に汚れがある場合はアルコールで手指消毒をしても消毒薬が浸透しないため、まずは手洗いを行いましょう。
手洗いの方法 残存ウイルス数(残存率)
手洗いなし約1,000,000個
流水で15秒手洗い 約10,000個( 約1%)
ハンドソープで10秒または30秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ 数百個(約0.01%)
ハンドソープで60秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ 数十個(約0.001%)
ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎを2回繰り返す約数個(約0.0001%)
主な手洗いのタイミングは「帰宅したとき」「料理や食事をする前」「咳やくしゃみ、鼻をかんだ後」「トイレの後」などです。見た目に汚れがない場合はどうしてもおろそかになりがちですが、下の図を参考に正しい手順で手洗いを行い、感染拡大を予防しましょう。
虹子さん
「手指消毒」について
最近ではスーパーや飲食店など多くの施設でアルコール消毒剤が準備され、日常的に手指消毒をする機会が増えました。アルコールは手に付着した病原微生物を短時間で確実に減少させることができ、石鹸や流水がない場所でも簡単に手指消毒ができますので、以下のポイントを参考に正しく活用しましょう。

①手の指先を中心に消毒液をつける
生活している際に指先はよく使うため、他の部分と比べて菌が付着しやすい部分です。消毒液をかけたり、すり込んだりする際には、必ず指先を中心につけましょう。

②一度の使用でたっぷり使う
ポンプ型の消毒液であれば、ポンプをしっかりと押し切るようにして消毒液を使用してください。消毒液は、ポンプをしっかりと押し切ることで除菌に十分な量の消毒液が使用できるようになっています。
虹子さん
「マスクの着用方法」について
布マスクやウレタンマスクよりも不織布マスクのほうが高い効果を持ちます。自分と相手の双方が正しくマスクを着用することで、ウイルスの吸い込みを7割以上抑えるという研究結果もありますので、会話をする時には正しくマスクを着用しましょう。
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